悲素(下)(新潮文庫)

帚木蓬生/著
配信開始日: 2018/07/20
価格:737円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヒソ02シンチョウブンコ
シリーズ名: 悲素
紙書籍ISBN:978-4-10-118827-0
これが「ザ・毒婦」の所業だ! 和歌山カレー事件の全容を克明に描く医学捜査小説の金字塔。下巻。
カレー事件の背後にあった複数の犯罪、鬼畜夫婦が詐取した高額の死亡保険金。だが、真由美は逮捕後も、完全黙秘のまま。難航する物証固め、捜査を支える専門医たちの知見。緊迫の公判が始まった――。事件の全容は解明されたのか。なぜカレー鍋に砒素(ひそ)を入れたのか? 毒の魔力に取り憑かれた女の底知れぬ暗部とは。現役医師の著者が、小説でしか描けない真相に迫る医学捜査小説の金字塔。

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帚木蓬生(ハハキギ・ホウセイ) プロフィール

1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。2024年10月現在は精神科医。1993(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、1997年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、2011年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、2012年『蠅の帝国』『蛍の航跡』の二部作で日本医療小説大賞、2013年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』で吉川英治文学賞と中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。『国銅』『風花病棟』『天に星 地に花』『受難』『悲素』『襲来』『花散る里の病棟』といった小説のほか、ギャンブル依存に関する新書や選書、児童書などにも多くの著作がある。

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