砂浜に坐り込んだ船(新潮文庫)

池澤夏樹/著
配信開始日: 2018/07/27
価格:539円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:スナハマニスワリコンダフネシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-131823-3
座礁した貨物船はお前の姿ではないのか。鎮魂と奇想が美しく交錯する魅惑の9つの物語。
石狩湾で坐礁した、五千トンの貨物船。忽然と砂浜に現れた非日常的な巨体に魅せられ、夜、独り大型テレビでその姿を眺めていると、「彼」の声がした。友情と鎮魂を描く表題作と、県外の避難先から消えた被災者の静かな怒りを見つめる「苦麻の村」、津波がさらった形見の品を想像力のなかに探る「美しい祖母の聖書」ほか、悲しみを乗り越える人々を時に温かく時にマジカルに包み込む全9編。(解説・堀江敏幸)

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池澤夏樹(イケザワ・ナツキ) プロフィール

1945(昭和20)年、北海道生れ。埼玉大学理工学部物理学科中退。ギリシア詩、現代アメリカ文学を翻訳する一方で詩集『塩の道』『最も長い河に関する省察』を発表。1988年「スティル・ライフ」で芥川賞を、1992(平成4)年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞を、1993年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎賞を、2000年『花を運ぶ妹』で毎日出版文化賞を受賞。著書に『言葉の流星群』『憲法なんて知らないよ』『静かな大地』『世界文学を読みほどく』『きみのためのバラ』『カデナ』『氷山の南』『アトミック・ボックス』等多数。他に『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』もある。

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