咲見庵三姉妹の失恋(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:サキミアンサンシマイノシツレンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121451-1
紙書籍ISBN:978-4-10-121451-1
恋は、和菓子のように甘く抹茶のように苦く。姉妹の傷心と再生を繊細に描く切ない物語。
蔵の町、川越。くず餅が人気の和カフェ・咲見庵を営む美人の長女、花緒。ボーイッシュで夢見がちな次女、六花。そして、二人の姉とは母親の違う十六歳の三女、若葉。そんな高咲三姉妹が暮らす家に、父を亡くした少年、薫が居候することに。姉たちはそれぞれに恋の甘さと苦しみを味わい、同い年の若葉と薫は次第に心を通わせていくが――。めぐる季節の中、姉妹が織りなす優しく切ない恋愛模様。(解説・吉田伸子)
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成田名璃子(ナリタ・ナリコ) プロフィール
1975年青森県生まれ。東京外国語大学卒業。2011年『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』が第18回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞し、作家デビュー。2015年『東京すみっこごはん』が人気を博し、ヒットシリーズとなる。2016年『ベンチウォーマーズ』で第7回高校生が選ぶ天竜文学賞、第12回酒飲み書店員大賞を受賞。他の作品に『ハレのヒ食堂の朝ごはん』『グランドスカイ』『月はまた昇る』などがある。