「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

新潮文庫
ノンフィクション一般
ルポルタージュ
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作品カナ:キチクノイエワガコヲコロスオヤタチシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-132538-5
紙書籍ISBN:978-4-10-132538-5
「愛していたけど、殺してしまいました」。ただし「私なりに」――。虐待の深部に迫る。
使用済みのオムツが悪臭を放ち、床には虫が湧く。暗く寒い部屋に監禁され食事は与えられず、それでもなお親の愛を信じていた5歳の男児は、一人息絶え、ミイラ化した。極めて身勝手な理由でわが子を手にかける親たち。彼らは一様に口を揃える。「愛していたけど、殺した」。ただし「私なりに」。親の生育歴を遡ることで見えてきた真実とは。家庭という密室で殺される子供たちを追う衝撃のルポ。
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石井光太(イシイ・コウタ) プロフィール

1977(昭和52)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに取材、執筆活動を行っている。2021(令和3)年『こどもホスピスの奇跡』で新潮ドキュメント賞を受賞。主な著書に『絶対貧困』『遺体』『「鬼畜」の家─わが子を殺す親たち』『43回の殺意─川崎中1男子生徒殺害事件の深層』『近親殺人─家族が家族を殺すとき』『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』などがある。