「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

石井光太/著
配信開始日: 2019/07/19
価格:649円(税込)
新潮文庫
ノンフィクション一般 ルポルタージュ TTS(読み上げ)対応
作品カナ:キチクノイエワガコヲコロスオヤタチシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-132538-5
「愛していたけど、殺してしまいました」。ただし「私なりに」――。虐待の深部に迫る。
使用済みのオムツが悪臭を放ち、床には虫が湧く。暗く寒い部屋に監禁され食事は与えられず、それでもなお親の愛を信じていた5歳の男児は、一人息絶え、ミイラ化した。極めて身勝手な理由でわが子を手にかける親たち。彼らは一様に口を揃える。「愛していたけど、殺した」。ただし「私なりに」。親の生育歴を遡ることで見えてきた真実とは。家庭という密室で殺される子供たちを追う衝撃のルポ。

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石井光太(イシイ・コウタ) プロフィール

1977年、東京都生まれ。海外の最深部に分け入り、その体験を元に『物乞う仏陀』を上梓。斬新な視点と精密な取材、そして読み応えのある筆致でたちまち人気ノンフィクション作家に。近年はノンフィクションだけでなく、小説、児童書、写真集、漫画原作、シナリオなども発表している。主な作品に『絶対貧困』『遺体』『43回の殺意』『「鬼畜」の家』『近親殺人』『こどもホスピスの奇跡』(いずれも新潮社)『本当の貧困の話をしよう』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(ともに文藝春秋)『教育虐待一子供を壊す「教育熱心」な親たち』(ハヤカワ新書)など。

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