いじめとひきこもりの人類史(新潮新書)
新潮新書
社会
人類学
文化史・文化論
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:イジメトヒキコモリノジンルイシシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610881-5
紙書籍ISBN:978-4-10-610881-5
なぜヒトの世界にだけ「いじめ」「ひきこもり」が成立するのか? 人類史500万年から考える。
野生の動物は不快なものには近づかない。危険を感じればすぐ逃げる。なのになぜ、ヒトの世界にだけ「いじめ」が成立するのか。その起源は、遊動・狩猟から定住・共同体へ、という劇的な生活変化にある。そこで始まった「よそ者」排除は、異界への「漂泊」「隠棲」を経て、逃げ場のない現代社会において大勢の「ひきこもり」を生みだした。500万年にわたる人類史から、ポストコロナの社会像をも見据える壮大な文明論。
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正高信男(マサタカ・ノブオ) プロフィール
1954(昭和29)年大阪府生まれ。霊長類学・発達心理学者、評論家。大阪大学人間科学部行動学専攻卒、同大学院人間科学研究科博士課程修了。京都大学霊長類研究所教授を2020年に退官。『ケータイを持ったサル』『いじめとひきこもりの人類史』など著書多数。