さもしい人間―正義をさがす哲学―(新潮新書)

伊藤恭彦/著
配信開始日: 2013/01/18
価格:660円(税込)
新潮新書
哲学・思想
作品カナ:サモシイニンゲンセイギヲサガステツガクシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610478-7
激安志向はさもしい? 先進国はさもしい? 生活保護はさもしい? 正義と公正を「低空飛行の哲学」で考える。
現代人は「人類史上最もさもしい人々」かもしれない。次々現れる新しい機器、膨大な消費電力、捨てるほどの食料……その陰にある犠牲に目をつぶりながら、快楽を貪欲に追求し続けている。この「さもしさ」から私たちは逃れられないのか? アンパンマンが実現している正義を現実のものにはできないのか? 政治哲学の大きな問題について、ユーモアを交えた低空飛行の視点で考える。あえて「青臭い議論」に挑んだ意欲作。

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伊藤恭彦(イトウ・ヤスヒコ) プロフィール

1961(昭和36)年名古屋市生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得。博士(法学)。現在、名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。専門は現代政治哲学。著作に『多元的世界の政治哲学』『貧困の放置は罪なのか』(2011年日本公共政策学会賞受賞)など。

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