世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:セカイノオワリトハードボイルドワンダーランド02シンチョウブンコ
シリーズ名: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
紙書籍ISBN:978-4-10-100158-6
シリーズ名: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
紙書籍ISBN:978-4-10-100158-6
孤独を恐れぬムラカミの登場人物の魅力に触れると、クリント・イーストウッドさえサラリーマンのようにみえてくる。(Wendy Lesser,EXPRESS)
〈私〉の意識の核に思考回路を組み込んだ老博士と再会した〈私〉は、回路の秘密を聞いて愕然とする。私の知らない内に世界は始まり、知らない内に終わろうとしているのだ。残された時間はわずか。〈私〉の行く先は永遠の生か、それとも死か? そして又、〔世界の終り〕の街から〈僕〉は脱出できるのか? 同時進行する二つの物語を結ぶ、意外な結末。村上春樹のメッセージが、君に届くか!?
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村上春樹(ムラカミ・ハルキ) プロフィール

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『スプートニクの恋人』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』、『街とその不確かな壁』などがある。『螢・納屋を焼く・その他の短編』、『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、翻訳書など著書多数。2006(平成18)フランツ・カフカ賞、オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年アンデルセン文学賞、2022(令和4)年チノ・デルドゥカ世界賞を受賞。