マスクをするサル(新潮新書)
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新潮新書
社会
人類学
文化史・文化論
生物学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:マスクヲスルサルシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610904-1
紙書籍ISBN:978-4-10-610904-1
マスク着用のデファクト化が、パンツ以来の変化をもたらす? ポスト・コロナ文化論の試み。
マスク着用の標準(デファクト)化は、すでに受け入れざるを得ない社会の現実だ。しかし、誰もが顔の半分以上を蔽い隠すという習慣は、動物間の認知とコミュニケーション、さらにはヒトの性にかかわる意識をも、大きく変えてしまうかもしれない。コロナ禍の象徴・マスクは人類史上、パンツにも匹敵する行動変容をもたらすのか。霊長類学と人類学、社会学や文学など多様な視点から考える、ポスト・コロナ文化論の試み。
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正高信男(マサタカ・ノブオ) プロフィール
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1954(昭和29)年大阪府生まれ。霊長類学・発達心理学者、評論家。大阪大学人間科学部行動学専攻卒、同大学院人間科学研究科博士課程修了。京都大学霊長類研究所教授を2020年に退官。『ケータイを持ったサル』『いじめとひきこもりの人類史』など著書多数。