骨を撫でる
単行本
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ホネヲナデル
紙書籍ISBN:978-4-10-352662-9
紙書籍ISBN:978-4-10-352662-9
「死ぬまで親きょうだいを切られへん」 三島賞作家の受賞後第一作品集。
「きょう日、みな金、金、金や。けったくそ悪い」どの家にもそれぞれ汚点となる人間がいた。そこから家族にがたがくるのか、家族にがたがきているから勝手をする人間が出てくるのか。わりを食うのは優しく、弱い立場の人間だ――。土地と血縁に縛られ、しぶとく、したたかに生きる人間の姿を描き出す表題作ほか一篇収録。
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三国美千子(ミクニ・ミチコ) プロフィール
1978(昭和53)年、大阪府生れ。近畿大学大学院文芸学研究科修了。2018(平成30)年「いかれころ」で新潮新人賞受賞、2019(令和元)年同作で三島由紀夫賞受賞。他の著作に『骨を撫でる』がある。