天誅の剣(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:テンチュウノケンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-103181-1
紙書籍ISBN:978-4-10-103181-1
その時、正義は血に染まった! 幕末明治の激流を駈けた男が、その果てに見たものは――。
幕末師走。長州藩の志士山尾庸三と伊藤俊輔は、夜の九段坂で暗殺を決行した。義挙と信じていたが、改革派の村田蔵六から厳しく叱責される。翌年、二人は村田の助力で仲間と密航、ロンドンでその先進性に驚愕した! だが帰国してみると、世は守旧の激徒が暗躍し、村田の身にも危機が――。時は流れ、ハルビン駅頭。韓国併合に反対の伊藤が、凶弾に斃れる。〈天誅〉を主題に描く渾身の歴史小説。
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八木荘司(ヤギ・ソウジ) プロフィール
兵庫県加古川市出身。京都大学文学部卒業後、産経新聞社に入社。大阪本社社会部長、論説委員長などを歴任。1987(昭和62)年、ノンフィクション『原告・宮津裕子』を発表。1992(平成4)年、ソウル五輪を題材にした小説『ソウルに消ゆ』で日本推理サスペンス大賞を受賞(筆名・有沢創司)。以後、『ガイアの季節』『三たびの銃声』『終りなき伝説』『天誅の剣』などを刊行。その他、日本の古代史をノンフィクションの手法で描く『古代からの伝言』や、『遥かなる大和』『青雲の大和』『大和燃ゆ』の古代史三部作等の著作がある。