最初の人間(新潮文庫)

カミュ/著、 大久保敏彦/訳
配信開始日: 2022/02/04
価格:737円(税込)
新潮文庫
フランス文学 ドラマ・映画・アニメ関連 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:サイショノニンゲンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-211411-7
《2013年》カミュ生誕100年記念刊行。ノーベル賞作家の自伝的遺作。映画化。
戦後最年少でノーベル文学賞を受賞したカミュは1960年、突然の交通事故により46歳で世を去った。友人の運転していた車が引き起こした不可解な事故の現場には愛用の革鞄が残されていた。中からは筆跡も生々しい大学ノート。そこに記されていたのは50年代半ばから構想され、ついに未完に終わった自伝的小説だった――。綿密な原稿の精査によって甦った天才の遺作。補遺、注を付す。

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カミュ(Camus,Albert) プロフィール

(1913-1960)アルジェリア生れ。フランス人入植者の父が幼時に戦死、不自由な子供時代を送る。高等中学(リセ)の師の影響で文学に目覚める。アルジェ大学卒業後、新聞記者となり、第2次大戦時は反戦記事を書き活躍。またアマチュア劇団の活動に情熱を注ぐ。1942年『異邦人』が絶賛され、『ペスト』『カリギュラ』等で地位を固めるが、1951年『反抗的人間』を巡りサルトルと論争し、次第に孤立。以後、持病の肺病と闘いつつ、『転落』等を発表。1957年ノーベル文学賞受賞。1960年1月パリ近郊において交通事故で死亡。

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大久保敏彦(オオクボ・トシヒコ) プロフィール

(1937-2006)横浜市生れ。早稲田大学大学院仏文博士課程修了。訳書にカミュ『最初の人間』『カミュの手帖 1935-1959』、グルニエ『存在の不幸』、『カミュ=グルニエ往復書簡 1932-1960』など。

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