転落・追放と王国(新潮文庫)

カミュ/著、 大久保敏彦/訳、 窪田啓作/訳
配信開始日: 2022/02/04
価格:737円(税込)
新潮文庫
フランス文学 ドラマ・映画・アニメ関連
作品カナ:テンラクツイホウトオウコクシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-211410-0
「裁き」を回避せよ! 『異邦人』『ペスト』に続く第三の小説『転落』が、待望の新訳で登場。
パリでの弁護士生活を捨て、暗い運河の町・アムステルダムに堕ちてきた男、クラマンス。彼の告白を通して、現代における「裁き」の是非を問う、『異邦人』『ペスト』に続くカミュ第三の小説『転落』。不条理な現実、孤独と連帯といったテーマを扱った六篇の物語からなる、最初で最後の短篇集『追放と王国』。なおも鋭利な現代性を孕む、カミュ晩年の二作を併録。

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カミュ(Camus,Albert) プロフィール

(1913-1960)アルジェリア生れ。フランス人入植者の父が幼時に戦死、不自由な子供時代を送る。高等中学(リセ)の師の影響で文学に目覚める。アルジェ大学卒業後、新聞記者となり、第2次大戦時は反戦記事を書き活躍。またアマチュア劇団の活動に情熱を注ぐ。1942年『異邦人』が絶賛され、『ペスト』『カリギュラ』等で地位を固めるが、1951年『反抗的人間』を巡りサルトルと論争し、次第に孤立。以後、持病の肺病と闘いつつ、『転落』等を発表。1957年ノーベル文学賞受賞。1960年1月パリ近郊において交通事故で死亡。

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大久保敏彦(オオクボ・トシヒコ) プロフィール

(1937-2006)横浜市生れ。早稲田大学大学院仏文博士課程修了。訳書にカミュ『最初の人間』『カミュの手帖 1935-1959』、グルニエ『存在の不幸』、『カミュ=グルニエ往復書簡 1932-1960』など。

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窪田啓作(クボタ・ケイサク) プロフィール

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