カゲロボ(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カゲロボシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-103961-9
紙書籍ISBN:978-4-10-103961-9
心に刺さって抜けない感動。『昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン』の木皿泉が贈る連作短編集!
人間そっくりのロボット「カゲロボ」が学校や会社、家庭に入り込み、いじめや虐待を監視している――そんな都市伝説に沸く教室で、カゲロボと噂される女子がいた。彼女に話しかけた冬は、ある秘密を打ち明けられ……(「はだ」)。何者でもない自分の人生を、誰かが見守ってくれているのだとしたら。共に怒ってくれるとしたら。押し潰されそうな心に、刺さって抜けない感動が寄り添う、連作短編集。
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木皿泉(キザラ・イズミ) プロフィール
和泉務と妻鹿年季子による夫婦脚本家。テレビドラマ作品「すいか」で向田邦子賞、同作と「Q10」「しあわせのカタチ〜脚本家・木皿泉 創作の“世界”」でギャラクシー賞優秀賞受賞。他の脚本に「野ブタ。をプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「富士ファミリー」など。2013(平成25)年に刊行した初の小説『昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン』は山本周五郎賞候補、本屋大賞第二位となった。2018年『さざなみのよる』でも本屋大賞にノミネート、続く小説第三作の『カゲロボ』で二度目の山本周五郎賞候補となる。エッセイに『二度寝で番茶』『木皿食堂』など。