あかあかや明恵

梓澤要/著
配信開始日: 2023/01/18
価格:2,090円(税込)
単行本
文芸一般 歴史小説−中世 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アカアカヤミョウエ
紙書籍ISBN:978-4-10-334536-7
僧も俗人も、人は誰しも「あるべき様」を保つべし――。身命を賭して仏の教えに肉迫しようとした傑僧の生涯。
武家に生まれた明恵は、八歳で父母を亡くし、十六歳で出家。その学才を見込んだ東大寺、神護寺からの要請を断わる一方、釈迦のご遺誡を体現するために右耳を切り落としさえした。承久の乱で朝廷軍をかくまったが、その教えに打たれた幕府軍の総大将・北条泰時が後に帰依したことでも知られる、華厳宗中興の祖を描く傑作歴史長篇。

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梓澤要(アズサワ・カナメ) プロフィール

1953(昭和28)年静岡県生れ。明治大学文学部卒業。1993(平成5)年、『喜娘』で歴史文学賞を受賞しデビュー。歴史に対する知的な洞察とドラマ性で、本格派の歴史作家として評価されてきた。執筆の傍ら、東洋大学大学院で仏教史を学ぶ。2017年、『荒仏師 運慶』で中山義秀文学賞を受賞。著書に、『捨ててこそ 空也』『方丈の孤月』『万葉恋づくし』『あかあかや明恵』『光の王国』『越前宰相秀康』『阿修羅』『百枚の定家』『夏草ヶ原』『遊部』『橘三千代』『画狂其一』『井伊直虎』等がある。

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