【中東大混迷を解く】 シーア派とスンニ派(新潮選書)
新潮選書
ノンフィクション一般
宗教
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:チュウトウダイコンメイヲトクシーアハトスンニハシンチョウセンショ
シリーズ名: 中東大混迷を解く
紙書籍ISBN:978-4-10-603825-9
シリーズ名: 中東大混迷を解く
紙書籍ISBN:978-4-10-603825-9
ますます広がる亀裂。イスラーム2大宗派の対立が全ての根源にあるのか?
イランとサウジのにらみ合い、シリアやイエメンでの内戦やテロの拡大、進まないイラクの復興など、どの問題の陰にも正統・多数のスンニ派と異端・少数のシーア派の対立がある――この理解は、物事の半面しか見ていないに等しい。シーア派への警戒感は、なぜ高まったのか。宗派対立への誤解を意味ある議論に変える意欲的な試み。
関連記事
- 【インタビュー】やわらかい頭で中東を知りたい人に(2018年6月号掲載) 池内恵
購入サイト
池内恵(イケウチ・サトシ) プロフィール
1973年、東京都生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授。東京大学文学部イスラム学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(大佛次郎論壇賞)、『書物の運命』(毎日書評賞)、『アラブ政治の今を読む』、『イスラーム世界の論じ方』(サントリー学芸賞)、『中東 危機の震源を読む』、『イスラーム国の衝撃』(毎日出版文化賞特別賞)、『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』などがある。第12回中曽根康弘賞優秀賞受賞。