沙林 偽りの王国(下)(新潮文庫)

帚木蓬生/著
配信開始日: 2023/08/29
価格:825円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:サリンイツワリノオウコク02シンチョウブンコ
シリーズ名: 沙林 偽りの王国
紙書籍ISBN:978-4-10-118831-7
医学の知がカルト教団の真相に迫る! 松本サリン事件から終結まで関与した医師の目で描く。
医師たちが目の当たりにした地下鉄サリンの犠牲者・被害者たちの症状は、戦慄すべきものだった。約二か月後、教祖逮捕。公判が始まった。次々に明らかになる殺害事件の詳細、洗脳の恐怖、化学兵器の数々。教団の闇に迫った医師はついに証人尋問に臨んだ。精確で豊富な医学の知見と毅然とした態度で――。未曽有の事件の端緒から終結まで、医師として関与した目で描き上げた類を見ない大作。(解説・國松孝次)

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帚木蓬生(ハハキギ・ホウセイ) プロフィール

1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。2024年10月現在は精神科医。1993(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、1997年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、2011年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、2012年『蠅の帝国』『蛍の航跡』の二部作で日本医療小説大賞、2013年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』で吉川英治文学賞と中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。『国銅』『風花病棟』『天に星 地に花』『受難』『悲素』『襲来』『花散る里の病棟』といった小説のほか、ギャンブル依存に関する新書や選書、児童書などにも多くの著作がある。

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