京都―未完の産業都市のゆくえ―(新潮選書)
新潮選書
経済
産業
地理
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:キョウトミカンノサンギョウトシノユクエシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603901-0
紙書籍ISBN:978-4-10-603901-0
なぜ日本の中心都市から脱落したのか――異色の京都論!
「空襲がなかったから古い町並みが残る」「京料理は伝統的和食の代表」「職住一致が空洞化を防いだ」「魅力的景観は厳しい保護策のおかげ」――これらの印象論は本当に正しいのか? 地元の「洛中」礼賛一辺倒に疑問を持つ京大出身の経済学者が、「千年の都」が辿った特異な近現代の軌跡を、統計データを駆使して分析する。
関連記事
購入サイト
有賀健(アリガ・ケン) プロフィール
1950年、兵庫県尼崎市生まれ。京都大学経済学部卒。イェール大学経済学博士(Ph.D.)、京都大学名誉教授。専門は労働経済学を中心とした応用経済学。主著Internal Labour Markets in Japan(共著、Cambridge University Press, 2000)。甲子園でソロムコのサヨナラ安打を見て以来のタイガースファン。愛読書はル・カレ、C.カミング、L.オスボーンやF.ブローデルの作品。