地名の謎を解く―隠された「日本の古層」―(新潮選書)
新潮選書
日本史
地理
作品カナ:チメイノナゾヲトクカクサレタニホンノコソウシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603812-9
紙書籍ISBN:978-4-10-603812-9
いざ、地名の“迷宮”へ――。歴史を遡り、「名づけの由来」を探り出す!
太古の時代から、「地名」は風土や原初的な神話世界と強く結びついていた。古代につながる難読地名から平成の市町村合併まで、土地の名前には日本人の心性や自然観、人間の営為を知るための鍵が“暗号”のように埋め込まれている。柳田國男や谷川健一など先人の研究に導かれながら、その歴史的変遷と秘められた意味に迫る。
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伊東ひとみ(イトウ・ヒトミ) プロフィール
1957(昭和32)年静岡県生まれ。奈良女子大学理学部生物学科(植物学専攻)卒業。京都大学木材研究所を経て、奈良新聞社文化面記者として勤務。その後、上代文学、漢字の成り立ちを研究し、編集者から文筆家に。作家竹西寛子氏に影響を受け、言葉を恃(たの)むことの覚悟を知る。著書に『漢字の気持ち』(新潮文庫、高橋政巳共著)、『キラキラネームの大研究』(新潮新書)、『恋する万葉植物』(光村推古書院、絵・千田春菜)などがある。