古くてあたらしい仕事(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:フルクテアタラシイシゴトシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-105181-9
紙書籍ISBN:978-4-10-105181-9
何度も、読み返される本を。ひとり出版社「夏葉社」創業者による心しみいるエッセイ。
「本をつくり、とどける」ことに真摯に向き合い続けるひとり出版社、夏葉社(なつはしゃ)。従兄の死をきっかけに会社を立ち上げたぼくは、大量生産・大量消費ではないビジネスの在り方を知る。庄野潤三小説撰集を通して出会った家族たち、装丁デザインをお願いした和田誠さん、全国の書店で働く人々。一対一の関係をつないだ先で本は「だれか」の手に届く。その原点と未来を語った、心しみいるエッセイ。(解説・津村記久子)
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島田潤一郎(シマダ・ジュンイチロウ) プロフィール
1976(昭和51)年、高知県生れ。東京育ち。日本大学商学部会計学科卒業。大学卒業後、アルバイトや派遣社員をしながら小説家を目指していたが挫折。2009(平成21)年9月に33歳で夏葉社を起業。ひとり出版社のさきがけとなり、2019(令和元)年に10周年を迎えた。著書に『あしたから出版社』『90年代の若者たち』『電車のなかで本を読む』などがある。