檜垣澤家の炎上(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ミステリ
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヒガキザワケノエンジョウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-105451-3
紙書籍ISBN:978-4-10-105451-3
『細雪』×『華麗なる一族』×ミステリ! 女系が統治する富豪一族で起きた殺人事件。
横濱で知らぬ者なき富豪一族、檜垣澤家。当主の妾だった母を亡くし、高木かな子はこの家に引き取られる。商売の舵取りをする大奥様。互いに美を競い合う三姉妹。檜垣澤は女系が治めていた。そしてある夜、婿養子が不審な死を遂げる。政略結婚、軍との交渉、昏い秘密。陰謀渦巻く館でその才を開花させたかな子が辿り着いた真実とは――。小説の醍醐味、その全てが注ぎこまれた、傑作長篇ミステリ。(解説・千街晶之)
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永嶋恵美(ナガシマ・エミ) プロフィール
1964(昭和39)年、福岡県生れ。広島大学卒。1994(平成6)年、「ZERO」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、映島巡のペンネームでデビュー。ゲームや漫画のノベライズなどを手掛ける。その一方で、永嶋恵美として、エンターテインメント小説を執筆。2004年に発表した『転落』が大きな注目を集める。2016年、「ババ抜き」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。ほかに、「泥棒猫ヒナコの事件簿」シリーズ、『せん-さく』『一週間のしごと』『明日の話はしない』『視線』『なぜ猫は旅をするのか?』『ベストフレンズ』などの作品がある。