総力捜査(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ミステリ
作品カナ:ソウリョクソウサシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-130156-3
紙書籍ISBN:978-4-10-130156-3
捜査二課から来た凄腕警部を加えた綾瀬署は一丸となって、武闘派暴力団と対決する!
捜査二課から異動してきた“刑事の中の刑事”上河内博人警部が相棒に指名したのは、なんと“内勤のプロ”柴崎警務課長代理だった(「秒差の本命」)。坂元真紀署長は、管内に移ってきた武闘派暴力団事務所を排除するため、総力体制を組む。対策を練り、調査を進めるうちに、柴崎たちの想像を遥かに超えた真実が浮上する(表題作)。警察小説の醍醐味、その全てを詰めこんだ、会心の連作ミステリ。
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安東能明(アンドウ・ヨシアキ) プロフィール
1956(昭和31)年静岡県生れ。明治大学政経学部卒。浜松市役所勤務の傍ら、1994(平成6)年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞し創作活動に入る。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞する。2010年『撃てない警官』所収の「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。『強奪 箱根駅伝』『螺旋宮』『潜行捜査』『聖域捜査』『第II捜査官』『出署せず』『侵食捜査』『広域指定』『総力捜査』『女形警部 築地署捜査技能伝承官・村山仙之助』『頂上捜査』『夜の署長2 密売者』「CAドラゴン」シリーズなど、緻密な取材に裏付けられたサスペンス、警察小説で注目を集めている。