大使とその妻 上
単行本
文芸一般
作品カナ:タイシトソノツマ01
シリーズ名: 大使とその妻
紙書籍ISBN:978-4-10-407704-5
シリーズ名: 大使とその妻
紙書籍ISBN:978-4-10-407704-5
大使夫妻はなぜ軽井沢追分から姿を消したのか。12年ぶり、待望の新作長篇小説。上巻。
2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。上巻。
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水村美苗(ミズムラ・ミナエ) プロフィール
東京生れ。12歳で渡米。イェール大学仏文学専攻。同大学院博士課程修了。プリンストン、ミシガン、スタンフォード大学で日本近代文学を教える。著書に『続明暗』(芸術選奨新人賞)、『私小説 from left to right』(野間文芸新人賞)、『手紙、栞を添えて』、『本格小説』(読売文学賞)。