蔦屋重三郎―江戸の反骨メディア王―(新潮選書)
新潮選書
ノンフィクション一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ツタヤジュウザブロウエドノハンコツメディアオウシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603917-1
紙書籍ISBN:978-4-10-603917-1
偉そうな「お上」は、おちょくれ! ――天才編集者の一代記。
貸本屋から身を起こし日本橋通油町の版元となった「蔦重」こと蔦屋重三郎。江戸後期、田沼意次の浮かれた時代に吉原の「遊郭ガイド」を販売し、「狂歌」や「黄表紙」のヒット作を連発した男は、言論統制を強める寛政の改革に「笑い」で立ち向かう。北斎や歌麿、写楽ら浮世絵師の才能も見出した、波瀾万丈の生涯を活写する。
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増田晶文(マスダ・マサフミ) プロフィール
1960年、大阪府生まれ。作家。同志社大学法学部法律学科卒。1998年に「果てなき渇望」でNumberスポーツノンフィクション新人賞受賞。以降、人間の「果てなき渇望」を通底テーマにさまざまなモチーフの作品を執筆している。歴史関係の文芸作として『稀代の本屋 蔦屋重三郎』『絵師の魂 渓斎英泉』『楠木正成 河内熱風録』などがある。