まもなく配信 夜明け前 第一部(上)(新潮文庫)

島崎藤村/著
配信開始日: 2025/04/04
価格:825円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヨアケマエ01シンチョウブンコ
シリーズ名: 夜明け前
紙書籍ISBN:978-4-10-105508-4
迫る維新回天――。父をモデルに幕末を描いた、藤村最後の長編。
山の中にありながら時代の動きを確実に追跡する木曽路、馬籠宿。その本陣・問屋・庄屋をかねる家に生れ国学に心を傾ける青山半蔵は偶然、江戸に旅し、念願の平田篤胤没後の門人となる。黒船来襲以来門人として政治運動への参加を願う心と旧家の仕事にはさまれ悩む半蔵の目前で歴史は移りかわっていく。著者が父をモデルに明治維新に生きた一典型を描くとともに自己を凝視した大作。

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島崎藤村(シマザキ・トウソン) プロフィール

(1872-1943)筑摩県馬籠村(現在の岐阜県中津川市)に生れる。明治学院卒。1893(明治26)年、北村透谷らと「文学界」を創刊し、教職に就く傍ら詩を発表。1897年、処女詩集『若菜集』を刊行。1906年、7年の歳月をかけて完成させた最初の長編『破戒』を自費出版するや、漱石らの激賞を受け自然主義文学の旗手として注目された。以降、自然主義文学の到達点『家』、告白文学の最高峰『新生』、歴史小説の白眉『夜明け前』等、次々と発表した。1943(昭和18)年、脳溢血で逝去。享年72。

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