古事記の正体(新潮新書)

新潮新書
歴史学
日本史
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作品カナ:コジキノショウタイシンチョウシンショ
シリーズ名: 関裕二の日本古代史シリーズ
紙書籍ISBN:978-4-10-611099-3
シリーズ名: 関裕二の日本古代史シリーズ
紙書籍ISBN:978-4-10-611099-3
本居宣長いらい、『古事記』は「大和心(やまとごころ)」、すなわち日本人の精神性の根源を伝える書として神聖視される。だが、その編纂の目的や経緯に関してはいまだ多くの謎がある。なぜ正史である『日本書紀』と別の史書が必要だったのか。なぜ五世紀後半で記述を終え、成立まで二百数十年の歴史を無視したのか――その裏には、天皇家と時の権力者・藤原氏への深い怨念がある。古代史研究の鬼才が「日本最古の書」の正体に迫る。
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関裕二(セキ・ユウジ) プロフィール

1959(昭和34)年、千葉県柏市生まれ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『神武天皇vs.卑弥呼』『スサノヲの正体』など著書多数。