知性の復権―「真の保守」を問う―(新潮新書)

新潮新書
哲学・思想
ノンフィクション一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:チセイノフッケンシンノホシュヲトウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-611105-1
紙書籍ISBN:978-4-10-611105-1
トランプ2.0を機に世界秩序は急激に変わりつつある。協調から対立、自国のアイデンティティ再構築を目指す動きはロシアや中国も同様で、こうした歴史的変曲点は百年前、第一次大戦後の戦間期にも酷似する。戦後八十年のいま、政治家や政党はこぞって「保守」を掲げるが、社会の閉塞感は強まるばかりだ。混迷と不確実性の時代をこの国はどう乗り越えるのか――近代思想史を掘り下げ、令和日本への処方箋を示す。
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先崎彰容(センザキ・アキナカ) プロフィール

1975年、東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院文学研究科博士課程を修了、フランス社会科学高等研究院に留学。2024年5月現在、日本大学危機管理学部教授。専門は倫理学、思想史。主な著書に『ナショナリズムの復権』『違和感の正体』『未完の西郷隆盛』『維新と敗戦』『バッシング論』『国家の尊厳』などがある。