随筆集 別れの歌

福永武彦/著
配信開始日: 2001/12/07
価格:495円(税込)
単行本
エッセイ・随筆 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ズイヒツシュウワカレノウタ
信濃追分の四季風物、閑居の弁から、堀辰雄・室生犀星らへの追懐、若き日々の回想、そして、晩年の心境まで。初めての随筆集。
高原の風は美しく遠い想いをくしけずる。人生の往還に身をよせた樹陰の潤い、足をとめさせた事ども。信濃追分、堀辰雄、室生犀星の回想を中心にした、福永武彦初めての随筆集。

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福永武彦(フクナガ・タケヒコ) プロフィール

(1918-1979)1918年、福岡県生まれ。一高在学中から詩作を始める。東大仏文科卒。1948年、詩集『ある青春』、短篇集『塔』、1952年、長篇小説『風土』を発表、注目を集める。1954年、長篇小説『草の花』により、作家としての地歩を確立。以後、学習院大学で教鞭をとる傍ら『冥府』『廃市』『忘却の河』『海市』など、叙情性豊かな詩的世界のなかに鋭い文学的主題を見据えた作品を発表。1961年『ゴーギャンの世界』で毎日出版文化賞、1972年『死の島』で日本文学大賞を受賞。1979年、死去。

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