奪還―日本人難民6万人を救った男―
単行本
ノンフィクション一般
作品カナ:ダッカンニホンジンナンミンロクマンニンヲスクッタオトコ
紙書籍ISBN:978-4-10-313733-7
紙書籍ISBN:978-4-10-313733-7
“引き揚げの神様”松村義士男の集団脱出工作が、いま甦る。驚愕の発掘実話。
太平洋戦争の敗戦で朝鮮半島北部の邦人は難民に。飢餓や伝染病で斃れゆく老若男女の前に忽然と現れ、ソ連軍の監視をかいくぐり、母国へと導く男――彼はかつて国家から断罪されたアウトサイダーだった。時間も資金も情報もない中で、頭脳と度胸を駆使した決死の闘いが始まる。見返りを求めない「究極の利他」が胸を打つ実話。
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城内康伸(シロウチ・ヤスノブ) プロフィール
1962年、京都市生まれ。中日新聞社入社後、ソウル支局長、北京特派員などを歴任し、海外勤務は14年に及ぶ。論説委員を最後に2023年末に退社し、フリーに。著書に『シルミド「実尾島事件」の真実』『猛牛(ファンソ)と呼ばれた男 「東声会」町井久之の戦後史』『昭和二十五年 最後の戦死者』(第20回小学館ノンフィクション大賞優秀賞)『金正恩の機密ファイル』など。