迷走地図(下)(新潮文庫)

松本清張/著
配信開始日: 2012/02/03
価格:715円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:メイソウチズ02シンチョウブンコ
シリーズ名: 迷走地図
紙書籍ISBN:978-4-10-110959-6
燃やされるはずだった一束の手紙をめぐり、様々な思惑が波瀾を呼び、政界が揺れる。永田町の暗部を突き、政界のからくりを暴く。
政権禅譲を噂される寺西議員と財界をつないでいた秘書外浦卓郎が辞任し、南米へと旅立った。彼の後輩である代筆屋土井は貸金庫の鍵を渡され、その処理を一任されていた。突然の外浦の訃報を受け、土井が金庫の中から見つけたものは――。燃やされるはずだった一束の手紙をめぐり、様々な思惑が波瀾を呼び、政界が揺れる。日本の心臓部永田町の暗部を突き、保守政界のからくりを暴く。

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松本清張(マツモト・セイチョウ) プロフィール

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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