深夜の読書(新潮文庫)
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新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シンヤノドクショシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-102521-6
紙書籍ISBN:978-4-10-102521-6
セゾングループのトップでもあった著者は深夜の書斎でなにをしているのか? 読書日記や自伝的小説等も収めた多彩な文集。
21世紀を見通す先進的な企業集団西武セゾングループの総帥・堤清二のペンネームは辻井喬。詩人・小説家としても著名で、彼は一日の仕事を終えると、深夜書斎にこもり、創作の傍ら、好きな書物をひもとく。彼の魂が世界と向い合うのは、そんな時だ。西鶴やマルケスを論じる読書日記をはじめ、モーツァルトの音楽やクレーの絵画を鑑賞したエッセイ、自伝的小説等も収めた多彩な文集。
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辻井喬(ツジイ・タカシ) プロフィール
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1927(昭和2)年、東京生れ。本名・堤清二。東大経済学部卒。西武王国の総帥だった父・堤康次郎の跡を継ぎ、理論派経営者の手腕を発揮する一方、詩人・作家として活躍。1961年、詩集『異邦人』で室生犀星賞、1984年『いつもと同じ春』で平林たい子文学賞、1993(平成5)年、詩集『群青、わが黙示』で高見順賞、1994年『虹の岬』で谷崎潤一郎賞、2004年『父の肖像』で野間文芸賞を受賞。他の作品に『彷徨の季節の中で』『風の生涯』『鷲がいて』など。