桜島・日の果て(新潮文庫)

梅崎春生/著
配信開始日: 2005/04/01
価格:440円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:サクラジマヒノハテシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106601-1
目前に迫った死の運命、断ち切られようとしている自らの生への諦念と絶望感の相剋を記録風に描いた「桜島」ほか、4編を収録。
米軍上陸に備える桜島への転勤が決った暗号員・村上兵曹は、転勤前夜、妓楼で片耳のない妓を抱く。どうやって死ぬの。おしえてよ――。目前に迫った死の運命、青春のさなかにあって、断ち切られようとしている自らの生に対する諦念と絶望感の相剋を、みずみずしい青春の情感を根底として、記録風に描いた出世作「桜島」。ほかに「日の果て」「崖」「蜆」「黄色い日日」の4編を収める。

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梅崎春生(ウメザキ・ハルオ) プロフィール

(1915-1965)福岡市生れ。東京大学文学部国文科卒。1944(昭和19)年、海軍に召集され暗号特技兵などを務める。1946年、海軍体験を踏まえた「桜島」を発表、注目を浴びる。続けて「日の果て」、「B島風物誌」などを発表し戦後派作家としての地歩を確立。1954年、「ボロ家の春秋」で直木賞受賞。1955年、「砂時計」で新潮社文学賞受賞。1964年、「狂ひ凧」で芸術選奨受賞。

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