地の骨(下)(新潮文庫)

松本清張/著
配信開始日: 2012/09/01
価格:781円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:チノホネ02シンチョウブンコ
シリーズ名: 地の骨
紙書籍ISBN:978-4-10-110934-3
次々と明らかにされてゆく私立大学の内情。このような汚濁と腐敗の中で真理の探究は可能なのか? 学問の理想を失った最高学府を糾弾する問題作。
稲木は、莢子の異性問題から無理心中事件に巻き込まれ、川西は、裏口入学金のピンはねで告訴される――巨額の隠し金を持ちながら金と学生集めに狂奔する学校当局、派閥争いに明け暮れる教師、遊びほうけ、学生運動に熱中する学生など、次々と明らかにされてゆく私立大学の内情。このような汚濁と腐敗の中で真理の探究は可能なのか? 学問の理想を失った最高学府を糾弾する問題作。

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松本清張(マツモト・セイチョウ) プロフィール

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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