万葉の人びと(新潮文庫)
新潮文庫
詩歌・俳句
エッセイ・随筆
作品カナ:マンヨウノヒトビトシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-126101-0
紙書籍ISBN:978-4-10-126101-0
万葉の歌を生きた心の音楽として捉え、その風土と、そこに息づく人びとを生き生きと描き出した一冊。
日本の揺籃期を生きた有間皇子、額田王、大海人皇子、大津皇子、柿本人麻呂、大伴家持、山上憶良など、万葉びとのみずみずしい心が、千三百年余もの時を超えて、いま新たによみがえり、わたしたち現代人の胸に共鳴する。「万葉集」に歌われた全国の故地を自らの足で歩く著者が、万葉の歌を生きた心の音楽として捉え、その風土と、そこに息づく人びとを生き生きと描き出している。