一夢庵風流記(新潮文庫)

隆慶一郎/著
配信開始日: 2009/08/14
価格:825円(税込)
新潮文庫
文芸一般 時代小説 ドラマ・映画・アニメ関連 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:イチムアンフウリュウキシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-117414-3
戦国末期を駆け抜けた阿修羅が一騎! 越後の名将直江兼続と刎頸の交わりを契った、天下御免の傾奇者前田慶次郎一代記。
戦国末期、天下の傾奇者(かぶきもの)として知られる男がいた。派手な格好と異様な振る舞いで人を驚かすのを愉しむ男、名は前田慶次郎という。巨躯巨漢で、一度合戦になるや、朱色の長槍を振り回し、敵陣に一人斬り込んでいく剛毅ないくさ人であり、当代一流の風流人でもあった。そして何より、自由を愛するさすらい人でもあった。故あって、妻子を置き旅に出た男の奔放苛烈な生き方を描く時代長編。

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隆慶一郎(リュウ・ケイイチロウ) プロフィール

(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984(昭和59)年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989(平成元)年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。

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