幻世の祈り―家族狩り 第一部―(新潮文庫)

天童荒太/著
配信開始日: 2021/01/15
価格:572円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ ドラマ・映画・アニメ関連 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:マボロヨノイノリカゾクガリダイイチブシンチョウブンコ
シリーズ名: 家族狩り
紙書籍ISBN:978-4-10-145712-3
あなたのために、作家・天童荒太が費やした歳月がここにある。山本賞受賞作『家族狩り』の構想をもとに、生み出された新作長編。人間の醜さ、気高さ、その全てを描く魂の五部作、堂々刊行。
高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。

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天童荒太(テンドウ・アラタ) プロフィール

1960(昭和35)年、愛媛県生れ。1986年、「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。映画の原作、脚本を手がけたのち、1993(平成5)年、『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。1996年、『家族狩り』で山本周五郎賞を受賞。2000年、『永遠の仔』で日本推理作家協会賞を受賞。2009年、『悼む人』で直木賞を受賞。2013年、『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』『迷子のままで』などがある。

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