女系家族(上)(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ドラマ・映画・アニメ関連
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ニョケイカゾク1シンチョウブンコ
シリーズ名: 女系家族
紙書籍ISBN:978-4-10-110431-7
シリーズ名: 女系家族
紙書籍ISBN:978-4-10-110431-7
遺産相続争い、現代の怪談、大阪の老舗……財産が多ければ多いほど、欲望もまた大きく――。
大阪・船場の老舗矢島家は代々跡継ぎ娘に養子婿をとる女系の家筋。その四代目嘉蔵が亡くなって、出もどりの長女藤代、養子婿をむかえた次女千寿、料理教室にかよう三女雛子をはじめ親戚一同の前で、番頭の宇市が遺言書を読み上げる。そこには莫大な遺産の配分方法ばかりでなく、嘉蔵の隠し女の事まで認められていた。……遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説。
購入サイト
山崎豊子(ヤマサキ・トヨコ) プロフィール
(1924-2013)大阪市生れ。京都女子大学国文科卒業。毎日新聞大阪本社学芸部に勤務。その傍ら小説を書き始め、1957(昭和32)年に『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。『白い巨塔』『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』『沈まぬ太陽』など著作はすべてベストセラーとなる。1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。2009年『運命の人』を刊行。同書は毎日出版文化賞特別賞受賞。大作『約束の海』を遺作として 2013(平成 25)年に逝去。