ハゲとビキニとサンバの国―ブラジル邪推紀行―(新潮新書)
新潮新書
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作品カナ:ハゲトビキニトサンバノクニブラジルジャスイキコウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610388-9
紙書籍ISBN:978-4-10-610388-9
エキゾチシズムが爆発する地球の裏側で、日本及び日本人を考えなおす。
燦燦と降り注ぐ太陽、ビーチに寝転ぶ「イパネマの娘」、カーニバルでサンバを踊り、路上でサッカー。そんなエキゾチックなイメージが無限増殖する国、ブラジル。しかし、はるばる地球の裏側に足を運んでみると……。なぜか愛されるハゲ、小さなビキニの秘密、日本人のトホホな扱い、カトリックの下心など、当地の文化や風俗は意外なことばかり。生まれも育ちも京都の学者が、W杯や五輪開催で注目のブラジルから日本を考える。
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井上章一(イノウエ・ショウイチ) プロフィール
1955(昭和30)年、京都府生れ。京都大学大学院修士課程修了。2018年4月現在、国際日本文化研究センター教授。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想―ユリシーズ伝説と安土城』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。専門の建築史・意匠論のほか、美人論、関西文化論など、幅広いジャンルにわたって、ユニークな視点で日本文化について発言している。他の著書に『京都ぎらい』『学問をしばるもの』『美人論』『関西人の正体』などがある。