人間の往生―看取りの医師が考える―(新潮新書)

大井玄/著
配信開始日: 2011/07/08
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ:ニンゲンノオウジョウミトリノイシガカンガエルシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610403-9
【ロングセラー】『「痴呆老人」は何を見ているか』から3年、さらに深く――。「終末の質」から、「生の意味」を問う。
自然や人とのつながりを忘れ、病院の中に死を遠ざけるうちに、日本人は死の全身的理解を失ってしまった。クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の根幹をなすクオリティ・オブ・デス(QOD)の悪化をかえりみず、健康維持や抗加齢ブームにとらわれるのはなぜなのか……終末期医療に取り組みつづける医師が、在宅看取りの実際と脳科学の知見、哲学的考察を通して、人間として迎えるべき往生の意義をときあかす。

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大井玄(オオイ・ゲン) プロフィール

1935(昭和10)年生まれ。東京大学名誉教授。東大医学部卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東大医学部教授などを経て国立環境研究所所長を務めた。著書に『「痴呆老人」は何を見ているか』『人間の往生』『病から詩がうまれる』など。現在も終末期医療全般に取り組む。

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