作家のへその緒
単行本
文学論
作家論
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:サッカノヘソノオ
紙書籍ISBN:978-4-10-375506-7
紙書籍ISBN:978-4-10-375506-7
作家はいかにして作家となるのか。作家誕生の秘密を解き明かす!
浄土真宗のお経のリズムとメロディから宮沢賢治の独特な文体が生まれた。母親の乳首をねぶった想い出を生涯にわたって慕いつづけた谷崎潤一郎。少年期に体験した激しい飢えがいつまでも消えなかった開高健。ほかにも与謝野晶子、稲垣足穂、高村光太郎ら十二人の作家、詩人、歌人たちの原点(へその緒)を探る文学談義。
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池内紀(イケウチ・オサム) プロフィール
1940(昭和15)年兵庫県姫路市生れ。ドイツ文学者。翻訳、評論をはじめ、エッセイ、人物列伝、演芸・歌舞伎論など、執筆範囲は多岐にわたる。訳書に『カフカ短篇集』、『ファウスト』(毎日出版文化賞)、著書に『二列目の人生』、『恩地孝四郎』(読売文学賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)などがある。