大帝没後―大正という時代を考える―(新潮新書)

長山靖生/著
配信開始日: 2011/12/28
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ:タイテイボツゴタイショウトイウジダイヲカンガエルシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610221-9
英雄より秀才、実学より教養、蓄積より消費……。明るいけど危うい日本の青年期。
圧倒的なカリスマ性で君臨した明治天皇を失った後に続く大正とは、どのような時代だったのだろうか。軽く、自由と解放感に満ちた明るいイメージの一方、頼りない危うさも感じられる。大正は親たちが闘争の末勝ち取り、築き上げたものを相続し消費する時代だった。本書では、今日に及ぶ日本の大衆的価値観を形づくった時代としての大正前期を、指導原理の喪失した空白期、すなわち「大帝没後」という視点から捉え直す。

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長山靖生(ナガヤマ・ヤスオ) プロフィール

1962年茨城県生まれ。鶴見大学大学院歯学研究科修了。評論家、アンソロジスト。近代文学、SF、ミステリー、映画、アニメなど幅広い領域を新たな視点で読み解く。日本SF大賞、日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞(いずれも評論・研究部門)を受賞。著書多数。

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