翼のある言葉(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ツバサノアルコトバシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610047-5
紙書籍ISBN:978-4-10-610047-5
読書の愉しみは「勇気をくれる言葉」に出会うこと――。稀代の読書家が、40年以上にわたって書きとめてきた珠玉の言葉の数々。
ドイツ語で“Geflugeltes Wort(翼をそなえた言葉)”といえば、「時と場所を超えて胸に飛び込んでくる言葉」のこと。古今東西、書誌については知らぬことのない著者が、自ら落ち込んだ時、挫折した時に、励みとし、心の支えとした選りすぐりの言葉を集めてみました。――挫折の末に漱石が辿りついた言葉、小林秀雄の究極の一言、バッハの人生を支えた一語、知られざる『論語』の至言……、一味違った珠玉の数々。
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紀田順一郎(キダ・ジュンイチロウ) プロフィール
評論家、作家。1935(昭和10)年横浜市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。学生時代から推理小説批評を手がけ、卒業後は同人誌活動を経て、1964年『現代人の読書』を出版、以後書誌・近代史を中心に評論活動に入る。著書に『古書街を歩く』、『日記の虚実』、『名著の伝記』、『永井荷風』、『東京の下層社会』、『日本語大博物館』、『書林探訪』、『紀田順一郎著作集』など。怪奇幻想小説の創作・翻訳もある。