評伝 野上彌生子―迷路を抜けて森へ―
単行本
文学論
作家論
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヒョウデンノガミヤエコメイロヲヌケテモリヘ
紙書籍ISBN:978-4-10-357203-9
紙書籍ISBN:978-4-10-357203-9
九十九歳にして、みずみずしい小説を書いた女性がいた!
夏目漱石の指導を受け二十一歳でデビュー。生涯にわたり現役作家でありつづけ、九十九歳にしてなお傑作『森』をものした野上彌生子。中勘助への秘めた初恋の想い。野上豊一郎との勉強仲間のような夫婦生活。六十八歳になってから恋文を交わしあった田辺元。死の瞬間までアムビシアスでありたいと願った彌生子の本格的評伝。