子規は何を葬ったのか―空白の俳句史百年―(新潮選書)
新潮選書
文学論
作家論
文学史
作品カナ:シキハナニヲホウムッタノカクウハクノハイクシヒャクネンシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603685-9
紙書籍ISBN:978-4-10-603685-9
「月並で見るに堪えず……」巨星・子規の一言が、百年の歴史を封印した!
「俳句不毛の時代」とされてきた江戸後期から幕末明治。だが意外にも「名句好句」の数々が! 松山藩家老奥平弾正、最後の幕臣中島三郎助、土方歳三、漂泊の俳人井上井月らの秀句。庶民が詠んだ暮らしの喜び。ミレーの絵画にも似た一瞬の情景……。近代俳句の改革とは何だったのか。子規の功罪を問い、俳句文芸の豊穣を再発見する。
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今泉恂之介(イマイズミ・ジュンノスケ) プロフィール
1937年東京生まれ。上智大学文学部独文科卒業後、日本経済新聞社に入社。運動部次長、社会部編集委員を経て、論説委員として朝刊コラム「春秋」を担当。その後、中国河南省鄭州大学客員教授、流通経済大学教授を務め、2007年、全国初となる俳句振興のNPO法人「双牛舎」を立ち上げ代表理事に。著書に、『兵馬俑と始皇帝』『追跡・則天武后』『関羽伝』(いずれも新潮選書)、『エンディングの研究』(サンライフ企画)など。