江戸の味を食べたくなって(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
グルメ
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:エドノアジヲタベタクナッテシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-115752-8
紙書籍ISBN:978-4-10-115752-8
東京で、パリで。池波先生が見つけた江戸のおもかげ、至福の味。幻のエッセイ&絶筆小説を収録。池波正太郎没後20年。
春の宵につまむ鯛の刺身、秋には毎日のように食べた秋刀魚、冬の料理に欠かせぬ柚子の芳香……季節折々の食の楽しみと、それらが呼び覚ます思い出を豊かに描いた「味の歳時記」。フランス旅行で偶然出会った、江戸の面影を感じさせる居酒屋“B・O・F”への偏愛をつづる「パリ・レアールの変貌」など。食を愛し、旅を愛した大作家の、絶筆となった小説や座談会も収録した傑作随筆集。
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池波正太郎(イケナミ・ショウタロウ) プロフィール
(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。