なつかしいひと

平松洋子/著
配信開始日: 2012/08/10
価格:1,408円(税込)
単行本
エッセイ・随筆 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ナツカシイヒト
紙書籍ISBN:978-4-10-306472-5
あれは誰だったのか――、泣きたいほどのなつかしさ。
仕事で訪れた外国の街のその男は、初めて会ったのになつかしいひとだった……。夜匂う花、口中でほどける味、ふるい傷の痛みが、記憶をたぐりよせる。伊丹十三、沢村貞子、有吉佐和子、殿山泰司など愛読書の頁を繰れば、声の聞こえる思いがする。誰もが胸に抱くかけがえのない瞬間をすくいあげた、こころにのこるエッセイ66篇。

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平松洋子(ヒラマツ・ヨウコ) プロフィール

1958年生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。2006年『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞、2012年『野蛮な読書』で講談社エッセイ賞、2022年「『父のビスコ』で読売文学賞を受賞。『食べる私』『日本のすごい味 おいしさは進化する』『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』など著書多数。

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