『帝都復興史』を読む(新潮選書)
新潮選書
歴史学
日本史
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作品カナ:テイトフッコウシヲヨムシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603698-9
紙書籍ISBN:978-4-10-603698-9
鐘だ太鼓だチンドンドン! 百年前の震災復興はこんなにも明るかった!
後藤新平がさっと広げた復興事業の大風呂敷に、「コノサイ」ですからと湧き上がった大衆の肉声――。関東大震災による壊滅から昭和天皇が臨席し祝賀した「帝都復興祭」まで、政治家や財界人が繰り広げた暗闘、各界各層の百家争鳴ぶりなど、六年半の日々を三千四百頁に及ぶ奇書『帝都復興史』をネタに、生き生きと甦らせる。
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松葉一清(マツバ・カズキヨ) プロフィール
建築評論家、武蔵野美大教授(近現代建築・都市論)。1953年神戸市生まれ。京都大学建築学科卒。朝日新聞特別編集委員などを経て、2008年から現職。東京が世界都市になり得た時代として、関東大震災後の復興期に着目し論考を重ねる。主な著書に『近代主義を超えて』(鹿島出版会)、『日本のポスト・モダニズム』(三省堂)、『失楽園都市』(講談社)、『帝都復興せり!』、『パリの奇跡』(いずれも朝日文庫)など、共著に『奇想遺産』、『奇想遺産II』(いずれも新潮社)。