妖精配給会社(新潮文庫)
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新潮文庫
文芸一般
ファンタジー
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヨウセイハイキュウガイシャシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-109809-8
紙書籍ISBN:978-4-10-109809-8
ほかの星から流れ着いた〈妖精〉は従順で謙虚、ペットとしてたちまち普及した。
他の星から流れ着いた《妖精》は従順で遠慮深く、なぐさめ上手でほめ上手、ペットとしては最適だった。半官半民の配給会社もでき、たちまち普及した。しかし、会社がその使命を終え、社史編集の仕事を残すだけとなった時、過去の記録を調べていた老社員の頭を一つの疑念がよぎった……諷刺と戦慄の表題作など、ショート・ショートの傑作35編を収録した夢と笑いの楽しい宝石箱。
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星新一(ホシ・シンイチ) プロフィール
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(1926-1997)東京生れ。東京大学農学部卒。1957(昭和32)年、日本最初のSF同人誌「宇宙塵」の創刊に参画し、ショートショートという分野を開拓した。1001編を超す作品を生み出したSF作家の第一人者。SF以外にも父・星一や祖父・小金井良精とその時代を描いた伝記文学などを執筆している。著書に『ボッコちゃん』『悪魔のいる天国』『マイ国家』『ノックの音が』など多数。