日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」―(新潮選書)
新潮選書
歴史学
日本史
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作品カナ:ニホンハナゼカイセンニフミキッタカリョウロンヘイキトヒケッテイシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603710-8
紙書籍ISBN:978-4-10-603710-8
矛盾だらけの文書、決められない組織。「国策再検討」の迷走は昔話ではない!
矛盾だらけの文書、決められない組織。「国策再検討」の迷走は昔話ではない! 第三次近衛内閣から東条内閣まで、大日本帝国の対外軍事方針である「国策」をめぐり、陸海軍省、参謀本部、軍令部、外務省の首脳は戦争と外交という二つの選択肢の間を揺れ動いた。それぞれに都合のよい案を併記し決定を先送りして、結果的に対米英蘭戦を採択した意思決定過程をたどり、日本型政治システムの致命的欠陥を指摘する。
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森山優(モリヤマ・アツシ) プロフィール
1962年福岡県福岡市生まれ。歴史学者。西南学院大学卒業、九州大学大学院博士課程修了。静岡県立大学国際関係学部准教授。専門は日本近現代史・日本外交史・インテリジェンス研究。著書に『日米開戦の政治過程』。近年は日米交渉と暗号解読・情報活動の研究に取り組んでいる。