憂国始末
単行本
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ユウコクシマツ
紙書籍ISBN:978-4-10-329082-7
紙書籍ISBN:978-4-10-329082-7
誰ひとり腹を切ろうとしない時代に降臨した才気! 平成日本を問う武道小説。
スポーツとして発展させれば良いのか、それともあくまで武道なのか――空手・至一流の改革論議のさなかを襲った一報は、一同を混乱に陥れるに十分だった。身内からテロリストが出るとは――。壮大な疑問符に答えを出すべく、創始者一族の若者が白装束で姿を現した。伝統とは何か、継承とは何か。右翼も沈黙する長篇小説。
関連記事
購入サイト
藤野眞功(フジノ・ミサヲ) プロフィール
1981年、大阪生まれ。成蹊大学卒業後、出版社勤務を経て独立。雑誌を中心に活動し、ルポルタージュや小説、評論を発表している。ノンフィクション作品に『バタス――刑務所の掟――』(講談社)、写真家・名越啓介との共著『Familia 保見団地』(世界文化社)など。長篇小説に『憂国始末』、『犠牲にあらず』(ともに新潮社)。六篇のルポルタージュと六篇の小説を収めた短篇集『アムステルダムの笛吹き』(中央公論新社)などがある。