談志歳時記―名月のような落語家がいた―
単行本
芸能・エンターテイメント
伝記・人物伝
落語・川柳
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作品カナ:ダンシサイジキメイゲツノヨウナラクゴカガイタ
紙書籍ISBN:978-4-10-411807-6
紙書籍ISBN:978-4-10-411807-6
この名人と同じ時代を生きられた幸せを、噛みしめればいいのだ――。
この名人と同じ時代を生きられた幸せを、噛みしめればいいのだ。わたしは十五歳の時、末広亭で彼の真打披露興行を見て、人生が決まってしまった。落語を芸術に高めた男・立川談志との五十年を描く慟哭のメモワール。談志はどれだけ落語に愛され、どれだけ落語を愛し、破壊し、創り直していったか。老いや病そして落語と格闘し続けた最後の五年間を間近で克明に記した日記を附す。
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吉川潮(ヨシカワ・ウシオ) プロフィール
1948年茨城県生まれ。立教大学卒業後、放送作家として活躍する傍ら、演芸評論家、小説家として表現の場を広げる。豊富な知見に裏打ちされた芸と芸人への独自の視線に定評がある。著書に『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』(新田次郎文学賞)、『流行歌(はやりうた)西條八十物語』(尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞)、『浮かれ三亀松』、『芝居の神様―島田正吾・新国劇一代―』、『完本・突飛な芸人伝』、『戦後落語史』など多数。